東濃ひのき
構造材には岐阜県産の「東濃ひのき」、しかも内閣総理大臣賞を受賞した「伊藤林産」のものを使用しています。優れた強度と美しさを兼ね備え、徹底した品質管理のもと作られた柱だけを使っています。
内閣総理大臣賞を受賞した「伊藤林産」の材を使用。
家づくりに使用する木材の品質の良さは、素材そのものの良し悪しはもちろん、切り出してからの製材技術によっても大きく変わります。
谷口工務店では手間を惜しまずに、じっくりと信頼できる製品づくりをしている「伊藤林産」が製材する東濃ひのきを構造の柱に使用しています。
優れた強度・耐久性を誇るブランド材 岐阜県産の東濃ひのき。
岐阜県の木曽川・飛騨川流域の東濃地方は、痩せ地で年間降水量が少なく、気温の寒暖差の激しい土地。そこで育った「東濃ひのき」は生長のスピードが遅く、年輪が緻密で油分を多く含んでいます。粘り強さがあり、反りや狂いが少ないため、建築用材として最も適した木材です。
強さだけではない、美しい色合い・木目が特徴。
「東濃ひのき」は、薄いピンクがかった上品な色合いと、磨くほどにつやが出る、見た目にも美しいヒノキです。骨組だけでなく、表面に現れる「化粧柱」としても使用できる品質です。
伊藤林産とは…
「伊藤林産」は、大正13(1924)年より製材業を営んでおり、優良な東濃ひのきを生産する伝統的な製材技術が評価され、平成23年度農林水産祭において、「伊藤林産」が内閣総理大臣賞を受賞しました。
伊藤林産の製材ポイント1
精度を高めるための2度挽き
丸太を仕上がりの寸法より一回り大きく加工し(粗挽き)、背割りを入れ乾燥させた後、仕上がり寸法に再度加工(2度挽き)をします。乾燥する工程で生じた材料の反りやねじれを2度挽きの工程で取り除き、真っ直ぐで精度の高い柱を製材することができます。
伊藤林産の製材ポイント2
素材を生かす低温乾燥
高温乾燥(80~120度)で行えば短縮できる工程ですが、素材そのものが持つ強度や色合い、香りを損なわないよう「45度の低温乾燥」を行っています。低い温度で約1週間かけて乾燥させます。そうすることで、消費する燃料も通常の10分の1に抑えられ、無駄なエネルギーを削減できます。