「見上げてみると」。
谷口工務店の日常
皆さんこんにちは。
「大津百町スタジオ」にいます、設計部星組の松本たまきです。
谷口工務店の大津支店「大津百町スタジオ」もオープンして約4ヶ月半が経とうとしています。
このスタジオでは、新築・改築のお家づくりのご相談にお越しいただくのはもちろんですが、お料理教室「コラボキッチン」や、お稽古事が行われたり、時には大津の街づくり会議の場として集ったりと、日々コミュニティの場として機能してきました。
お越しになる皆さんが、このスタジオに入ったらまず、「わぁ。」とため息が出てしまうほど、建物自体の魅力を感じてくださっているようです。
築100年以上の長屋を、大工の技術を詰めこんで改築再生したスタジオです。
今日は普段あまり目に付かない天井に注目してみました。
天井?と思われるかもしれませんが、この大津百町スタジオの天井もすごく面白いですよ!少しご紹介します。
天井は床や壁と違って物を置くことがなく、常に見えるところなので、昔の職人さんたちは天井に命を賭けたと言われるほど、技巧を凝らし腕の魅せ所だったようです。
こちらは木を張っていますが、木目や節、色合いなど、どれも全く同じものがないので、張り方によって表情が変わります。
見る角度によって、印象もさまざまです。
皆さんもぜひ訪れた建物の天井をふと見上げてみてください。丹精込めて仕上げた職人さんの心を感じられるかもしれません。
当社の大工も、普段さほど目に留まらないところまで、”手の切れるような仕事”をすることを胸に留めています。
それが手作りの魅力であり、「人の手仕事」の良さだと思っています。