事例3
「夫婦が心地よく暮らせる京風の平屋」に建て替えました。
滋賀県彦根市
K様(ご夫婦)
リフォームを繰り返してきた築100年の木造の家。将来を見据え、要望をかなえた住まいにするため新築にふみきりました。京町屋の雰囲気を生かした念願の平屋で快適な暮らしを楽しみます。
家づくりを考えた理由
リフォームを繰り返してきた築100年の家。将来を見据え、考え始めました。
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以前住んでいた家は3代に渡り、100年近く住み継いだ家でした。
壁も土壁で昔ながらの和風の家です。私の祖父が子供の頃に建てられたと聞いています。
当然冬は寒いですし、家じゅう段差だらけで歩きづらかったり・・家は直したいとずっと思っていました。
リフォームも部分的に4回ほどしています。
平成9年に下水が通ることになった時にも水廻りを一新しました。
子どもも学校に通っていたので、仮住まいの問題などもあり、建て替えのタイミングを図っていました。
なぜ注文住宅を?
木造が自分たちの暮らしに合っているし、色々と要望を聞いてもらえると思ったから。
具体的に考え始めて、ハウスメーカーの展示場も2回くらい見に行きました。
インターネットで色々調べている時に、谷口工務店のホームページを見つけました。
建てるなら木の家と思っていたので、木の家専門というのに惹かれましたね。
それに谷口さんのことは仕事関係の知り合いから評判を聞いていたので、
話を聞きに伺いました。
軽量鉄骨やハウスメーカーもたくさんありますが、やはり田舎で暮らすのに
木造が自分たちに合っていると思いましたし、自然素材で健康にも良いと思いました。
谷口さんは国産のヒノキなど良い材料を積極的に使っていると聞いて、
見学会にも何回もお邪魔しましたよ。
谷口さんに行ってからは他のところは検討しなかったですね。
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棟梁と着工式で初顔合わせ。「これからよろしくお願いします」。
谷口工務店に決めた理由は?
色々ありますが、最終的に「人」だと思います。
まず社員大工さんの教育がされていることと、現場の管理をきちんとされているところに感心しました。
実際、工事が始まってからは、現場はチリ一つ残さず帰られていましたから・・
他ではあそこまでされているところはないんじゃないですかね。
近隣の方への配慮やあいさつなど、まるで大工さんが営業マンを兼ねておられるようにも見えました。
近所の人も大工さんには感心していましたよ。
着工式では色んな業者さんも紹介してもらえたし、社長さんの考え方にも共感できました。
教育が現場まで行き届いていることも信頼できましたね。
設計時のこだわりは?
敷地を有効利用した、京風の町屋で快適な暮らしを。
前の家は北側に台所があって、昼間でも薄暗かったので、光がたくさん入る家にしたいと思いました。
家内が一番時間を費やす場所でもありますから、日当たりのよい場所にしたかったんです。
おかげ様で、今は見違えるように明るくて気持ち良くなりました。
あとは、前の家がとても寒かったので、断熱をしっかりしてほしいと伝えました。
最初は2階建も考えていたのですが、家内に“2階は誰が上がって誰が掃除するの?”と言われ、
確かに・・・と思いまして(笑)
結局2階は普段殆ど使わず物置のようになるので、住みやすさを重視して平屋にしようと決めました。
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設計士の回想
落ち着いて上品な京風町屋をイメージしました。
建物の形など、デザインの部分は色々と迷われていましたが、
K様の雰囲気にぴったりくると思い、敷地を有効利用した京風の町屋を提案しました。
玄関庇は京都の北山杉の丸太を一本一本組み上げる形のもので、
玄関を入った天井は見ごたえのある網代天井にしました。
屋根の形も”むくり屋根”で、上品でなだらかな印象、とても気に入ってくださり良かったです。
施工期間に感じたこと
大工さんならではの仕事を、間近で感じることができました。
棟梁の松原さんは、若いのにしっかりされていて、いかにも“職人”という感じでした。
現場に入っていた若い大工さんに指導している姿はさすがだなと思いましたよ。
現場では、職人の仕事というものを感じさせてもらいました。
今でも入ってくれていた大工さんのことはよく覚えています。
いざ、住み始めて
お友達から、夏は「涼しい!」、冬は「あったかい!」って驚かれます。
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リビングに温度計と湿度計を置いていますが、昔の家だと寒い日は3度とか5度という日もありました。
殆ど室外と変わらないような気温でした。
ですが、今は起きてきて暖房なしでも、朝10度は必ず超えています。
暖房をパッとつけたら20度ちかくまですぐに上がりますし、とにかくあたたかいです。
これが高気密・高断熱の良さだと実感しています。
キッチンも使いやすく、妻が重宝しています。
昔は窓に向かって料理していましたから、閉塞感もなく家事がしやすいようです。
吊り戸棚もなくて、視界も開放的になりました。
同じ場所に建てた木造の家なので、これほどまでに違うものかと感じています。
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棟梁との記念撮影。「有難うございました。これからもよろしくお願いします」。