事例4
「緑の中に佇む、薪ストーブのある家」
滋賀県竜王町
S様(ご夫婦+お子様2人)
自然の恵みをいっぱいお家に取り込んで、のびのびと暮らしを楽しむSさんのお家。「庭で遊んだり、家族で寝ころがって星を見たり、たまに動物も遊びにきたりして・・(笑)。家で過ごす時間が楽しくて満足」。と話されます。
家づくりを考えた理由
偶然参加した見学会で、”ここなら思い通りの家ができる”と直感しました。
賃貸で家族4人で暮らしていました。”いつかは家を建てたいね” と話していましたが、特に深く考えていませんでした。
ある日、偶然見学会の近くを通りかかり、予定もなかったので軽い気持ちでふらっと見学へ。
木の香りと素材の良さ、開放的な間取りが気に入りました。何より子供がとても居心地が良さそうだったのが気に入りました。
お友達が谷口工務店で家を建てていて、そのお家を担当した設計士の方と話して、あっという間に意気投合。
改めて家のクオリティの高さを感じ、”建てるならここがいい!”と直感しました 。
なぜ注文住宅を?
自分たちの暮らしに合った、居心地のよい家に住みたかったから。
子どもの成長を考えながら、家をどのタイミングで建てようか…と思ったので、まずは初めての家づくりセミナーに参加することにしました。
何から手つけていいかもわからなかったので、まずは勉強するところから始めようと思いました。
講義では色々教わりましたが、夫婦で家について話し合うきっかけが多くなり良かったと思います。
実は講義のなかで考えた家の間取りが、今の家に生かされているんです。
その時、夫婦それぞれが考えた家のテーマが、「家族団らんな家」と「ごはんがおいしい家」。
ダイニング中心で、家族で食卓を囲む時間を大事にしたい、趣味の自転車の手入れができるスペースが欲しい!など、お互い色んな要望を挙げられたことも、打合せで役立ちました。
土地&資金計画
この土地を見た瞬間、理想の暮らしができると感じました。
私たちには土地がなかったため、土地探しも設計士に相談しました。
いくつかまわる中で、自然ゆたかなこの土地に出会い、気持ちはほぼ即決!
ただ、ここはかなり段差と傾斜のある土地で、造成費用がかさむのではと断念しかけましたが、設計士の方が費用が抑えられるように上手く考えてくれたおかげで、この土地で家づくりを始めることができました。
設計時のこだわりは?
テーマは、ゆたかな自然を生かし、楽しくて家族みんなが暮らしやすい家。
具体的なイメージを伝えるのに、雑誌の切り抜きをたくさん持って打合せに行きました。
特に強く要望したのは、テラスとつながるリビング。そしてリビングから公園が見えること、勉強部屋が欲しい、アイランド型のキッチンがいい…などなど。
要望を聞いてもらった後、初めて見せてもらったプランには、ただただ感動。
私たちの希望がこんな風になるんだ!って、想像していた以上でした。
途中で「OMソーラー」を入れることになり、少しプランの変更があったものの、ほぼ最初のプランのまま。
土地の造成も最小限に抑え、今の条件を最大限に活かせる内容だったので安心しました。
その後打合せを重ね、キッチンはアイランド型ではなく、目隠しも兼ねた大容量の収納のあるキッチンに変更。
2階の吹き抜け近くのカウンタースペースでは、窓の外の景色を見ながら家族並んで宿題をしたり読書できるのでお気に入りです。
打合せ中も家族で完成見学会に何度も行きました。トータルで10回以上だと思います。
図面を見ていても、プロではないので部屋の大きさなどはすぐにイメージが湧かないので、実際の家を見て「前の見学会で見た○○の感じにしてください」と要望を伝えました。たくさん家を見ておいて良かったと思います。
設計士の回想
敷地と条件を最大限生かすには・・・をとことん考えました。
ご要望のひとつに、「大きい窓をつけて、吹き抜けをつくりたい」がありました。
もともと自然がお好きなご家族なので、庭が近く感じられるよう、リビングを一段下げることで、より外と気持ちよくつながるようにしました。
また目の前の公園の桜の木が見えるように、桜の木に向けて、建物の角度を合わせて配置しています。
子供部屋ではなく、ご家族みなさんで使えるスペースが欲しいとのご希望があったので、
2階吹き抜け寄りに、一段下がったカウンタースペースをつくりました。
部屋のようにこもった感じを演出しつつ、1階とも2階ともつながっているため、
勉強する場所としても、とても良くなったと思います。
施工期間に感じたこと
楽しみで、工事中の現場には何度も足を運びました。
子どもを連れて昼間に行ったり、仕事帰りに現場に寄ったり、かなりマメに足を運んだと思います。
あの図面がどう形になるのか、どんな作業をしているのか、見たい気持ちが強かったんです。
現場を訪ねると、大工さんが手を止めて毎回色々と説明をしてくれました。
さすが社員の大工さんだな~と。下の娘は特に大工さんのことがすごく気に入っていました…(笑)
「明日は○○の作業をしますね」と教えてくれるので、見たい作業の時には必ず家族で見学に行きました。
棟梁の回想
Sさんに喜んでもらいたい、その一心で作業に取り組みました。
工事に入る前、着工式ではご夫婦と固い握手を交わさせていただき、現場に入りました。
Sさんのお家はキッチン周りがぐるっとまわれる動線で、木の面もたくさん見える仕上げが多かったり、
薪ストーブのところは、無垢の木とタイルを張ったりと、見た目の仕上がりにも十分気を配り施工しました。
現場にもよく来てくださったので、色々とお話しができて良かったと思っています。
家は大工が組み立てるものですが、家はお客様と一緒につくるものだと思っていますから。
いざ、住み始めて
心にゆとりをもって暮らせる喜びを感じています。
とにかく住み心地の良さを体感しています。
寒い時期も、OMソーラーと薪ストーブのお蔭で、家のなかは本当にあたたかくて。
そのままの格好で外に出て「…寒いっ!」ってなることが何度もあります(笑)。
この家に住んでから、あまりテレビを見なくなったんですよね。アパートに住んでいる時は、とりあえず帰ってきたらテレビをつけていましたが、今は子どもに「テレビ見る?」と言っても「いい」と言われます。家の中や外で遊ぶ場所がたくさんあるので、あまり必要ないみたいで。
お兄ちゃんは、2階のスタディコーナーで絵を描くのがお気に入り。新居に移ってからはカタカナやひらがなをあっという間に覚えました。私はリビングから外の景色を眺めている時が特に好きです。冬は薪ストーブでピザを焼いたりお湯を沸かしたり大活躍です。妻は、ダイニングと、庭を見ながらごはんを食べる時間が気に入っています。
夜には家族で寝転びながら星を見たり、リビングで月を見たり。そんな日常がとても楽しく感じます。広いテラスではバーベキューや自転車の手入れをするだけでなく、お友達も呼んで、子どもたちの”青空散髪会”をすることも。
これからは庭をつくったり、こどもの成長に合わせて、収納や間取りを考えたりするのが楽しみです。