スタッフブログ

谷口工務店のスタッフが、
日々の思いを綴っています。

YouTube動画では伝えきれなかった住まいの話

家づくりの話

こんにちは。設計の松本です。

これまで、当社の公式YouTubeチャンネルにて、多くの住まいのルームツアーをご案内してきました。
撮影を通してあらためて感じるのは、家は完成した瞬間がゴールではなく、暮らしが始まってから少しずつその家らしさが育っていくということです。

このブログでは、私自身がご案内した公式YouTubeチャンネルのルームツアーをもとに、住まいをあらためて振り返っていきます。

動画ではお伝えしきれなかった、間取りや設計に込めた意図。
そして、時間が経って見えてきた、住まい手の愛着による住まいの変化を、設計士の視点で写真とともに綴っていきます。


LDKを分解しよう。駅チカに建つ延床25坪の家。


初回は、大津市にある住まいのルームツアーです。
築5年目を迎えました。お住まいされてからの暮らしぶりがとても素敵だったので、その様子を撮影させていただきました。

この家で考えたことは、一般的な「LDKワンルーム」という考え方を「再構築」しようということです。


キッチン・ダイニングは9帖しかないが、庭とつながり開放的に


その背景となったのは限られた土地面積です。34坪と滋賀県では狭小地にあたる敷地に対して、目いっぱい家を建てるのではなくコンパクトに延床25坪に抑え、残った分を「庭」として生活に取り込めたことで、空間が豊かになったのではないかと思っています。
そしてリビング、ダイニング、キッチンといった家族の居場所をいったん「分解」し、暮らし方に合わせて「点在」させるということになりました。
この「LDKの分解→再構築」が、本動画の注目ポイントです。


築3年時の様子。「そとん壁」が良い風合い。玄関の庇が重心を下げる重要ポイント。


完成してから何度かお邪魔させていただく機会がありましたが、いつも本当に素敵に暮らしてくださっていて、その魅力が伝わる動画になったのではないかと思います。特に娘さんが「自分の家がいちばん好き」と話してくれたことが、設計者として心に残る瞬間でした。改めてご家族に支えられているんだなと実感した撮影でした。

家づくりにおいて、「広さ」だけでなく「居心地の良さ」や「家族の繋がり」をどうデザインするか。そのヒントが詰まっていると思います。


動画の注目ポイント


1. 駅近・コンパクトでも開放感を
・敷地の余白を庭に。外壁の「そとん壁」がもたらす美観維持の工夫。
・玄関周りや、外と中を繋ぐL字型のデッキ空間。

2. LDKを「点在」させる
・料理が楽しくなる造り付けキッチンと、家族の中心となるダイニング。
・まるで「離れ」のような小上がりの和室。

3. 自然素材と細やかな工夫
・無垢ナラ床、中霧島壁に光が柔らかく反射する。
・生活感を隠す収納計画(シューズクローク、冷蔵庫裏のパントリー、小屋裏収納など)


動画はこちらからどうぞ!



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