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木の家設計グランプリ2019開催しました

谷口工務店の日常

皆様、こんにちは。谷口工務店 大工の竹中です。

9月21日に、弊社主催の「木の家設計グランプリ」が開催されました。
「木の家設計グランプリ」とは、全国の建築を学ぶ学生を対象とした、木造住宅の設計コンテスト。
今年で開催は6回目となり、326組の学生のエントリーがありました。



毎年、審査員長がテーマを決定し、そのテーマに沿った作品、模型が提出されます。
今年の審査員長は堀部安嗣先生。テーマは「小さな家。少ない家。」
人口減少と共に、住宅のあり方もシンプルになっている今、小さい、少ないをどう定義し、その中でいかに豊かさを表現するか。
学生それぞれの哲学を持って、考えられた作品がずらりと並びました。

木の家設計グランプリの大きな特徴は、1次審査にポスターセッションを設けていること。
堀部先生のほかに、審査員には、竹原義二先生、松岡拓公雄先生、横内敏人先生、堀啓二先生を迎え、ポスターセッションでは審査員と直接対話しながら、審査が行われます。
なかなかないこのチャンスに、審査員からの質問に答えながら、自分の作品を見てもらっている学生たちの目は、きらきらと輝いていました。



そしてその後、上位10名が選出され、公開プレゼンテーションを行いました。



プレゼンの後は、審査員からの質疑応答があり、学生との議論は白熱。
一般的には非公開である審査も、オープンにされており、なぜ選ばれたのか?選ばれなかったのか?リアルな意見を審査員から聞くことができるのもこのコンペの醍醐味です。


見事、金賞そしてアンダー20賞をダブル受賞された中池淋也さん

上位10名の皆さん


そして、最後に懇親会があり、審査員と学生さんがご飯を食べながら、自身の作品について聞いてみたり、先生の考えを教えてもらったりと、一次審査では話せなかった内容も深堀りされていました。



工業化・効率化が進んだ現代の家づくりは、素材を生かす知恵や技術が失われ、それらを伝えられる職人の数も減少しています。
そんな中、木の家設計グランプリを通して、未来の建築を担う学生さんたちに、木造住宅の素晴らしさ、おもしろさを少しでも感じていただければと思っています。

そして、わたし自身、木造住宅の未来を担っていく立場として、本来の家づくりのあるべき姿を守り、育て、大工としてお客様のお家づくりをより豊かなものにしていきたいと思います。


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