「木の家はメンテナンスが大変?」〜②無垢フローリングのメンテナンス方法〜
家づくりの話
前回のブログでは、無垢フローリングと他の床材の耐久性についてお伝えしました。
(https://taniguchi-koumuten.jp/look/blog/entry-1010.html)
無垢フローリングは時間が経つほど味わいが増し、長い目で見て耐久性に優れた素材であることがお分かりいただけたと思います。
そんな無垢フローリングですが、お手入れはどのようにしたらいいのでしょうか?
普段のお掃除は、掃除機をかけたり、雑巾で乾拭きして塵やホコリを取り除くくらいで、特別なお手入れは必要ありません。
年に1度程度、定期的なメンテナンスをしていただくとより美しい状態を保つことができます。
■仕上げの塗料を再度塗装する
無垢フローリングは「浸透性塗料」というもので仕上げをすることが多いです。
浸透性塗料とは、 オイルや蜜蝋ワックスなど、木材の内部に浸透して保護する塗料のこと。
ウレタン塗装などのコーティング系塗装のように表面に硬い塗膜が形成されないため、木の肌触りや質感を残すことができます。
塗膜がない分、傷やシミがつきやすいですが、サンドペーパーで削って補修をすることが可能です。
そのような点からも、浸透性塗料はより無垢フローリングの特性を活かした塗料と言えるでしょう。
浸透性塗料は1年に一度程度、再塗装することで木材を長持ちさせることができます。
ただ、お手入れをしないからといって、割れたり反ったりしてくるわけではありません。
しかし木材に浸透している塗料は生活しているうちに擦れてとれてきますので、定期的に再塗装を行い、保護力を高めてあげるとより効果的です。
汚れをつきにくくし、色、ツヤが蘇って、より無垢フローリングを長く美しく保つことができるようになります。
■どうやって塗装するの?
《STEP 1 表面のクリーニング》
1.表面の塵やほこりを掃除機などで除去します。
2.その他に気になるシミや汚れがある場合は除去しておきましょう。
《STEP 2 再塗装》
クリーニング後、表面がしっかりと乾いたら塗料を再塗装していきましょう。
〜下準備〜
マスキングテープで巾木や建具枠などを保護することで塗料の付着を防ぐことができます。
※再塗装後は出来るだけ早くはがしてください。テープの粘着が残って表面がべたついてしまったり、接着面の塗料がはがれる原因となります。
1.仕上げに使用されている塗料をトレイに移し替えます。
2.ウエスを使って塗装していきます。
《STEP 3 拭き取り・自然乾燥》
1.乾いたきれいなウエスで、表面の塗料をべたつきがなくなるまで拭き取ります。
■年に何度もお手入れが必要なの?
無垢フローリングのお手入れは、塗料を塗れば塗るほどよい、と考えている方が多いかもしれませんが、一般住宅の場合、年に一度を目安にお手入れをすれば大丈夫です。
また、木材が吸収できる塗料の量には限りがあるため、頻繁に塗ってもべたつきの原因となり、 汚れがつきやすくなってしまうので逆効果。ある程度の期間は空けて塗装しましょう。
逆にキッチンなど、普段から汚れやすく頻繁に拭き掃除をしている場所は、半年に一度など、もう少しこまめにお手入れするとより美しい状態に保つことができます。
■困ったときは、メンテナンス専門部隊にお任せ!
「木の家」と聞くとメンテナンスに不安を感じられる方もいらっしゃると思いますが、当社には「カスタマーセンター」というアフターメンテナンス専門のチームがあり、建てた後のサポートも大切にしています。
ご家族に1人専任の担当者が付き、完成後は毎年定期点検を無料で実施。
お家の状態を見てメンテナンスの頻度や方法など適切にアドバイスさせていただきます。
もちろん、点検以外でもお家のことでお困りのことがあれば、お電話いただければいつでも対応致しますのでご安心ください。
建てた後のサポート体制については、こちらでもご紹介しておりますのでぜひご覧ください。