高気密・高断熱の家の見極め方
家づくりの話
前回のブログでは「高気密・高断熱の家」のメリットについてご紹介しました。
寒い冬でも暖かく快適に過ごすためには、気密性・断熱性を高めることがポイントであることがお分かりいただけたと思います。
では、住宅会社が「高気密・高断熱の家」を建てているかどうかを見極めるにはどうしたらいいのでしょうか?
そこで役に立つのが「住宅性能表示制度」です。
■ お家の性能をわかりやすく比較できる「住宅性能表示制度」
例えばパソコンを購入する場合、カタログに書かれたCPU速度やハードディスク容量などの情報を元に、性能を比較して選びますよね。
住宅でも、一般のお客様が性能を比較しやすいように、共通の評価基準が制定されています。
これが「住宅性能表示制度」です。
国土交通省により施行された「住宅の品質確保の促進等に関する法律」(=「品確法」)に基づいて作られたもので、以下の10分野(34事項)の性能項目について、等級や数値で表示します。
① 構造の安定に関すること
② 火災時の安全に関すること
③ 劣化の軽減に関すること
④ 維持管理・更新への配慮に関すること
⑤ 温熱環境に関すること
⑥ 空気環境に関すること
⑦ 光・視環境に関すること
⑧ 音環境に関すること
⑨ 高齢者等への配慮に関すること
⑩ 防犯に関すること
評価は、国土交通省から認定を受けている第三者機関が行います。
設計段階のチェックと建設工事・完成段階のチェック(一般的に4回の検査)があり、求められている性能どおりに設計がなされ、また評価を受けた設計どおりに工事が進められているかどうかをチェックします。
《参考》国土交通省/新築住宅の住宅性能表示制度ガイド
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/torikumi/hinkaku/070628pamphlet-new-guide.pdf
※「⑤ 温熱環境に関すること」の評価項目は、以前は「省エネルギー対策等級」で評価されていましたが、平成25年から「断熱等性能等級」と「一次エネルギー消費量等級」の2つの評価項目での評価に改定されました。
■気密性・断熱性を比較するには「断熱等性能等級」をチェック
気密性・断熱性については、先ほど紹介した10分野のうち「⑤ 温熱環境に関すること」の「断熱等性能等級」で評価されます。
・構造躯体の断熱・気密化
・冬期の日射の採入れ効果
・夏期の日射を遮蔽する対策
...など、住宅本体の効果について評価します。
等級は1〜4で評価され、等級4が最もエネルギー効率の良い住宅であることを表しています。
前回のブログでもご説明した通り、谷口工務店の家は最も評価の高い「断熱等性能等級4」を標準としています。
少しの冷暖房ですぐに部屋の温度を快適に保てるので、一年を通して快適で、光熱費も安く抑えることができます。
■毎日を心地よく暮らすためには、性能とデザインのどちらも大切
「断熱等性能等級4」であれば、一定の快適性は担保されていますが、住まいは様々な要素を総合的に検討していく必要があります。
例えば、断熱性が高くても、窓がほとんどなく暗い家だったら、例え冬暖かかったとしても居心地が悪いですよね?
ご家族が日々生活していくお住まいですから、毎日を笑顔で気持ちよく過ごせることも断熱性と同じくらい大切にしなければいけません。
大切なのは、バランスなのです。
谷口工務店の家は「断熱等性能等級4」を標準仕様としながら、庭とつながる大きな窓や吹き抜けのある開放的なリビングなど、心とからだの心地よさを追求した木の家をご提案しております。
下記リンクではその実例をご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
https://taniguchi-koumuten.jp/look/gallery/full_order/
ご要望・ご予算に合わせた、ご家族の暮らしに寄り添う住まいを、プロとしてご提案させていただきます。
ご相談は無料ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。