スタッフブログ

谷口工務店のスタッフが、
日々の思いを綴っています。

夏から秋にかけての庭木の虫対策

家づくりの話


暑さの盛りを過ぎ、朝夕は過ごしやすい気候になり、スズムシの声が聞こえるようになってきました。
季節を感じられる虫の音色は心地良いですが、ふと庭木を見ると害虫が発生しているのもこの時期。

猛暑が少し和らいだ頃は、虫にとっても過ごしやすい時期。
庭木の害虫駆除は、多く発生しやすい9月末までにしておくのがベストです。


夏から秋にかけて注意したい害虫


イラガ


体長約2.5〜4センチで幅が太く、全体的に黄緑色の幼虫。
若い幼虫は表皮を残して、葉っぱを食べるので、白く透けたような斑点ができます。
白い点や葉の食べられた痕を見つけたら、葉のまわりをチェックしましょう。
毒トゲに触れると電気が走ったような痛みが生じます。死骸や取った跡に残った針にも毒があるので要注意。


アメリカシロヒトリ


体長は約1〜3センチ。白っぽい色で、細長い円筒形をしています。
落葉樹を好み、非常に繁殖力の高い白い小型の蛾(ガ)。
幼虫は吐いた糸で作った巣に、約1週間留まります。葉の葉脈だけ残して、葉っぱを食べ、樹木を丸坊主にしてしまう可能性もあります。
集団生活をしている時期に、早期に巣を取り除きましょう。


アブラムシ


体長は小形のものは1〜2mm、大形でも3mm程。体色は黄緑色のものが多いです。
植物の新芽を好んで、枝・茎・根などから植物の汁液を吸います。
葉や枝が真っ黒になったり、葉っぱを縮れさせることも。
特に4月〜6月、9月〜10月に多く発生するので、気をつけて植物を見ておきましょう。


ハダニ


体長はわずか0.3〜0.8mmほど。赤色をしたものが多く見られます。
高温乾燥期を好む、ハダニ。
葉裏に寄生して汁を吸うため、吸われた部分の葉緑素が抜けて、針先でつついたような白い小斑点を生じます。
水に弱いため、定期的に葉裏に散水して数を減らすことはできますが、室内や雨の当たらない軒下などの植物は被害の進行が早いので、特に注意が必要!


チャドクガ


体長約2.5センチ。若い幼虫は白っぽく、終齢幼虫は黒っぽい色が特徴。
ツバキ科の植物に発生しやすく、葉の裏から葉っぱを食べます。
毒トゲに刺されたり、後からヒリヒリとした痛みと激しいかゆみを伴います。
風に飛びやすく、近づいただけでも刺さる可能性があるので、専門の業者に駆除を依頼するのをおすすめします。


それぞれの害虫の駆除方法は?



<虫が少量の場合>
少量なら市販のスプレー殺虫剤で駆除しましょう。
刺される危険性があるものは、少量であっても十分に注意してください。
 
<大量に発生している場合>
噴射器と殺虫剤で、広範囲に薬剤を散布しましょう。「スミチオン」という薬剤がおすすめです。
散布後に揮発するため、人や環境への悪影響が少なく、幅広い害虫に効果的です。
 
ご自身での駆除が難しい場合は、業者に依頼しましょう。
当社カスタマーセンターまでお気軽にご連絡ください。

対策として、混み合った枝を剪定して風通しをよくするのも効果的です。
庭木を美しく保ち、少しずつ秋に向けて変化していく様子を楽しみましょう!


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