無垢フローリングのお手入れ方法
お住まい後の話
皆さまこんにちは、カスタマーセンターの宮浦です。
先日、お引き渡してから11年が経ったO様のお家へ定期点検に伺いました。
11年経過していても美しい外観や内観は、普段から丁寧に住んでくださっている暮らしぶりが垣間見えるようでした。
ラグビーをされている息子さんのラグビーに関するグッズや、奥様お気に入りのワンピースの漫画などが並べられています。
今回の定期点検では、玄関ドアの留め金の調整や靴箱の扉のぐらつきを直しました。
点検の際、O様からいただいた「無垢の床の黒ずみ汚れはどうやって取ったら良い?」というご質問に、こちらのブログでも詳しくお答えします。
無垢フローリングの塗装の種類
まず、無垢フローリングは塗装の種類によってお手入れ方法が異なります。
塗装は大きく分けて2つの種類があります。
①浸透系塗料(当社のフローリングはこちらのタイプの塗装です。)
木の内部に浸透するタイプの塗料を使った塗装です。自然由来のオイルやワックスなどが浸透系塗料に該当します。
木材そのものが持つ質感、肌触りが生かされるのが特徴です。
②造膜系塗料
木の表面に膜を張るタイプの塗料を使った塗装です。
ウレタン塗装やUVウレタン塗装などで表面をコーティングする方法。コーティングによって光沢が生まれ、浸透系塗料に比べて、水や汚れに強いのがメリット。
ただし、木材本来の質感は薄れてしまいます。
こんな時、どうする?
谷口工務店でご提案している「浸透系塗料」で塗装した無垢フローリングのお手入れ方法をご紹介します。
日常お手入れとしては、浸透系塗料は水に弱いので、乾拭きが有効です!
スチームクリーナーなどは、無垢の板に使用すると木が水分を吸収して反りの原因に。
化学薬品を含むウエットタイプのモップも使用は控えましょう。
○家族がよく通る場所が黒ずんできている。どうやって汚れを取る?
→アルコールでの拭き取りがおすすめ。
アルコールは揮発性が高いので乾きが早く、アルコールを吹きかけて乾く前にふくと、きれいに汚れを取ることができます。
アルコールは普段手の消毒に使っているエタノールを含んだものなら何でもOK!
塗装のオイルもアルコールでは取れないのでご安心ください。
○へこみ傷ができた時は?
→へこんだところに濡れタオルを置き、その上からアイロンを当てると、ある程度は元に戻ります。
しっかりと乾燥させたあと、やすりをかけ、塗料を再塗装するとするときれいになります。
YouTubeでもメンテナンス方法をご紹介していますので、ぜひご覧ください!
今年も残すところ約1ヶ月半。
年末の大掃除を少しでも楽にするためにも、スキマ時間にささっとお手入れを!
メンテナンス等のご依頼やご質問は、カスタマーセンターまでお気軽にお問い合わせください。