「家を建て、木を植える」ということ。100坪の土地を地球に還す、自邸の庭物語。
家づくりの話
こんにちは。谷口工務店の松本です。
「庭は手入れが大変だから、後回しでいいかな」 「今は家だけで精一杯」
家づくりを考える時、そう思う方も多いかもしれません。でも、築8年を迎えた自邸に暮らす私にとって、「庭のない暮らし」はもう考えられません。
今回は、100坪の敷地に総二階15坪の家を建て、残りの85坪を「地球に還そう」というテーマで育んでいる、わが家の庭をご紹介します。
動画の注目ポイント
1. 庭は、家を「街」へと繋いでくれる
・家を木に埋もれさせる:85坪の余白を雑木林のように仕立てることで、家が街の景観の一助となり、心地よい木陰を落とします。
・山採りの木:厳しい自然環境で育ったエネルギー溢れる枝ぶりの木々が、わが家の窓辺を彩ってくれます。
・街へ緑をお裾分け:木を1本植えるだけで、街並みに緑が増え、通りがかる人の心も和ませる。そんな庭の力を大切にしています。
2. 「食」と「遊び」が広がる実体験
・食べられる庭(ベジタブルサークル): ジューンベリーや梅、ニンニク、大根。無農薬・無肥料の自然農に挑戦し、収穫したての野菜をキッチンで料理する幸せ。
・子供の五感を育む: 2歳の末っ子が「トンネル!」と呼んでくぐるモミジのアーチや、鳥と分け合って食べるベリーの味。庭は最高の遊び場です。
3. 暮らしの実験場としての「裏庭」
・火を囲む時間: 北側のジメッとした場所も、レンガを敷いて「炉」を作ることで、ベーコンを燻したり火を眺めたりできる、私的なリフレッシュ空間になりました。
・未完成を楽しむ: 石を並べたり、新しい種を蒔いたり。庭は「やり直し」ができるからこそ、一生飽きない趣味の場所になります。
「1時間の豊かさを選ぶなら…」
私はふと考えます。スマホやテレビを眺めて過ごす1時間と、庭の緑を眺め土に触れて過ごす1時間。 どちらも同じ1時間ですが、例えば30年後、どちらの人生が豊かになっているだろうか…。
私は、庭を作ったことで「外に出たい」と思うようになりました。 家という「安定した守られた場所」から一歩外に出て、風を感じ、季節の移ろいという「不規則な刺激」を肌で感じる。それこそが、家を建てる本当の価値だと感じています。
「木を1本植えるところからでいい」 そんな思いで、わが家の庭のリアルを動画に込めました。

















