「椅子から暮らしを考える」
谷口工務店の日常
皆さんこんにちは。設計部のとちぎです。
日に日に紅葉して季節の移ろいを感じますね。
この季節になると今年やり残したことはないかと焦り始めます。
先日、デンマークを代表する建築家・家具デザイナーのフィンユールの家を再現した、
白馬のフィンユール邸に行きました。
フィンユール邸は、玄関に入ってガーデンルームと言われる応接室、暖炉を囲む居間、
リビング、書斎、ダイニング…とあり、私は全てのお部屋の椅子に身を置きました。
さすが、建築家でもあり、家具デザイナーだと思うところが随所にありました。
家と家具が一体となり、とても居心地がよく、あたたかくて暮らしやすい。
あたたかいと感じたのは、壁や天井、家具の色。太陽の光の入る場所。
もちろん椅子や照明も。全てがあわさり、あたたかい印象を受けて、
ずっとここにいたい…と暮らしたくなる家でした。
家だけでなく、内装のインテリアの配色、光や椅子の重要性を改めて実感しました。
デンマークは、年間通して夏が短く冬が長いから家の中で大半を暮らすそう。
そのために飽きない疲れない座り心地の良い椅子を初任給で買うという云われがあるそうです。
白馬のフィンユール邸は実際とは異なるので、ほんとはデンマークの自邸に行きたいところですが、
日本でも近い雰囲気を感じることができるので白馬に行かれたときは是非!
そんなフィンユールと同世代で活躍された家具デザイナーのハンスJヴェグナーが、
カールハンセン&サンのために初めてデザインしたというチェアー、
5脚(CH22/CH23/CH24/CH25/CH26)。
今年CH23を復刻した記念として、マスターピース展をJR大津駅からすぐの
purusrogoba百町スタジオで開催します。
11月18日~12月3日まで、この5脚も展示してあるので、座り心地、手触りを試しにきてください。