「祖父母の思い出をわが家にひきついで」
谷口工務店の日常
こんにちは、谷口工務店の設計部 松本たまきです。
最近は風の冷たさも無くなり、周りの人の服装も変化して、
日に日に夏が近づいてきた感じがします。
衣類の衣替えと同じように、家の中も衣替えの季節がやってきました。
先日、親の実家から簀戸(すど)を譲り受けました。
今自邸の工事中なのですが、わが家にこの簀戸を使うためです。
簀戸とは、竹やヨシを編んで作った戸のことです。
つくりも繊細で、夏の日差しを遮り風は通してくれるので部屋は快適です。
向こうから光が入るとより美しく、目を楽しませてくれます。
季節を楽しむ日本の家の知恵ですね。
子どもの頃は気にも留めていなかったものが、今になって魅力的に感じたり、
良さがわかるものが皆さんもおありではないでしょうか?
私にとって簀戸もそんなもののひとつかもしれません。
これまで祖父母の家で暮らしてきたこの子が、私の元にやってきます。
これから大切に可愛がりたいなと思います。
昔々、小鳥を飛ばせてこの簀戸をつくってくださった職人さん、ありがとう。という気持ちです。