「新たな仲間と」
谷口工務店の日常
こんにちは。設計部の山田です。
日に日に気温も上がり、夏らしくなっていく今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。
私は先日、4月入社の新入社員に向けてのレクチャーを行いました。テーマは「測量」です。
測量は、土地の大きさ・高さ・道路の幅や、お住まいの広さ・高さなどを測ります。家を新築する際や、今住んでいる家をリフォームする際に必要となる、とても大事な作業です。
もちろん設計士だけではなく、大工にとっても水平垂直を正しく測るための技術は当然求められます。
レクチャーでは、測量の必要性や実例の紹介、測量機材の使い方などの話をしました。その後、実際に測量機材を使いながら実習を行いました。
新入社員の大半が、学生のときに講義を受けたということだったのですが、実際に体験してもらうと意外と難しかったようで、みんな苦戦していました。
またレクチャーの最後に、あるポーズをした時の寸法を測ってもらいました。
人がなにかポーズをしたときの長さは、ある程度身長と比例しています。実例を挙げると、
1.腕を真上に上げたときの高さは身長の1.3倍程度
2.両腕を真横に伸ばしたときの長さは身長と同じ
3.目線の高さは身長の0.9倍程度
といったものがあります。
これらを覚えていると、巻尺のような測るものがなくても、すぐにおおよその大きさを測ることができます。
他にも足の長さや歩幅から距離を出すこともできます。
新入社員は測量だけではなく、様々な研修を受けてから、それぞれの部署に配属されます。
ひとつひとつのレクチャーを一生懸命に吸収しようとしている彼らを見ていると、こちらも背筋が伸びる思いです。
お客様に感動して頂ける人になれるよう、私も新入社員と一緒に日々精進しようと思いました。