お家を支える大切な基礎
家づくりの話
皆様、こんにちは。谷口工務店 大工の米田です。
12月も折り返し地点に立ち、一気に冷え込んで来ましたね。
滋賀県では、車のタイヤを冬用に変えるなど、雪に備えて着々と準備が進んでおります。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
さて、今回はお家の基礎についてお話します。
当社は木の家専門店ということで、室内外にふんだんに木を使用したお家づくりをさせて頂いております。
材料やデザインなど室内に目が行きがちですが、そんなお家を支えているのは丈夫なコンクリートの基礎です。
大昔の家(竪穴式住居がはじめ)は、穴を掘って地面に突き刺した柱が屋根を支えていました。そうすると、土の中の水分を木が吸い上げてしまい腐ってしまいます。
時代が進むにつれ、木が腐るのを防ぐために石を置いてその上に柱を立て、木が直接地面に触れないような構造が主流になりました。
これにより木造住宅の寿命は大幅に延びました。
現在では、基礎と呼ばれるコンクリートで家の下全体を覆い、その上に土台と呼ばれる木を乗せ、そこに柱を立てます。
木材と地面を完全に切り離すことで、木が水を吸い上げたり、地面からの湿気が上がってきたりするのを防ぎ、木材を守ります。
もちろんお家全体が上に乗るのですから、基礎にはそれを支えるだけの強度と精度が必要になってきます。
地震などの災害に耐え、お家を支えられる強度を出すためにコンクリートの中には鉄筋と呼ばれる鉄の棒が無数に張り巡らされており、その本数や太さには決まりがあります。
また、高さ、幅もミリ単位で精度が求められる繊細な作業でもあります。
お家が完成すると目立たない部分ですが、非常に大切な部分です。
この基礎にも是非注目していただければと思います。
当社では、建設途中の構造見学会も実施しておりますので、ぜひ、お気軽にご相談ください。