障子デザインを見つける楽しみ
谷口工務店の日常
皆様、こんにちは。谷口工務店 設計の青木です。
本格的な夏が始まる前の一年で一番過ごしやすい季節。ショールーム前に植えられている青いモミジが目に涼やかですね。
気づくといつも、うだるような暑さに変わってしまうので、この季節がずっと続けばいいのになと思ってしまいます。
さて、谷口工務店にお越しいただく方の中には、リフォームを検討されている方も多く、築100年を越える古民家のご相談もあります。
おおよそ100年前に建てられたお家は、どれも梁や柱が大きく丁寧なつくりをされていて感動します。リフォーム後もこの良さを感じられるようにしたい!という気持ちが強まります。
今日は、そんな古民家の好きな部分の一つでもある、障子のデザインをご紹介したいと思います。
障子、と聞くとどのようなものを想像されるでしょうか?
たいていは桟と呼ばれる細めの木で縦や横に組まれているものが多いです。
しかし、時々ちょっと変わったデザインの障子に出会うことがあります。
例えば…
今年の社員旅行で妻籠宿を訪れた時に撮影したもの。
縦と横の桟が自由に配置されていて珍しいですね。
透かし彫りもかわいいです。
江戸東京建物園にある古民家の一つにあった障子。
緻密な格子とおおらかな山型が不思議と合います。
とある旅館で撮影したもの。蜘蛛の巣をあえてモチーフにしてしまう変わり種!
見たことのないデザインに出会うと、こんな建具も作れるんだ!とわくわくしますし、職人の遊び心を感じられる部分でもあります。
ただ部屋を仕切るためのものではなく、住む人が見て楽しめるような仕掛けがあると素敵ですよね。
皆様に日々の暮らしを楽しんでいただけるようなお家づくりを目指してまいります。