暑い夏の涼をとる工夫
谷口工務店の日常
皆様、こんにちは。谷口工務店 設計の森田です。
やっとのこと梅雨も明け、いよいよ猛暑の夏がやってまいりました。
今年もしばらくは暑い夏が続きそうです。
ところで、私は最近家でメダカを飼い始めました。
水の中を気持ちよさそうに泳ぐメダカの姿を見ていると、涼しさを感じます。
日本では古くから、涼しく住まうために様々な工夫がなされてきました。
打ち水もそのうちの一つで、気化熱によって涼をとることが出来ます。
見た目にも涼しげで、とても気持ちがいいですね。
打ち水をする時間帯は朝と夕方が良いとされています。
昼間に水を撒くと、かえって逆効果になってしまうそうです。
また、お客様を招く時に玄関先に水を撒くことで、お清めにもなるとも言われています。
客人を招いたときに、水を撒き、おもてなし、涼をとってみるのもいいかもしれません。
簾(すだれ)や葦簀(よしず)も涼をとるための工夫の一つです。
簾は主に竹を、葦簀は葦を編み込んだものを、軒先に吊るしたり、立てかけて使用します。
日光を遮りつつ、風を通す。
竹を通して透けた光には、何とも言えない趣があります。
その他にも風鈴や蚊帳なども、涼をとるための古くからの日本人の知恵です。
暑い夏も五感を使って楽しんでしまう。
日本人の知恵には学ぶところがたくさんありますね。
今年の夏は、住まいに「日本人の知恵」を取り入れて過ごしてみてはいかがでしょうか?