スタッフブログ

谷口工務店のスタッフが、
日々の思いを綴っています。

天井に目を向ける

家づくりの話

皆様、こんにちは。 谷口工務店 大工の谷です。
秋涼とは名ばかりの残暑厳しい日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

私のチームは現在、野洲市で改築工事をさせていただいております。
こちらのお家では、和室の「目透かし天井」と呼ばれる天井を施工しております。



「目透かし天井」とは、天井板と天井板の間に少しだけ隙間を空けながら張る方法で、打ち上げ天井とも呼ばれています。
この天井は、和室ではポピュラーな天井で、すっきりとした印象に仕上がるのが特徴です。
和室の天井には他にもさまざまな種類があるので、ご紹介致します。


格天井


「格天井」は、天井板が格子状になるように作られた天井のことです。
日本では伝統的な天井でもあり、格式の高い建造物や、一般住宅でも格式の高い部屋に用いられています。
和室の様式は、高い順に「真」・「行」・「草」の3つの格式に区分され、格天井は「真」の格付けにあたり、二条城二の丸御殿や日光東照宮外陣などに使用されています。


船底天井


「船底天井」は、名前の通り船底のように天井の中央ラインが高く、端に向かってなだらかに下がっていく勾配のついた天井のことをいいます。
特に、勾配を強くした天井は屋形天井・拝み天井などとも呼ばれます。 また、勾配になっているため、部屋を広く感じさせる効果があります。

他にも竿縁天井、折上天井、網代天井といった天井の種類があります。
もし、お家に和室を取り入れようと考えられている方は、天井にも目を向けてみてはいかがでしょうか。
皆様の理想の空間についてもぜひ、お聞かせください。


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