「旧家を訪ねる」
谷口工務店の日常
こんにちは、工務部 品質管理課の西田です。
能登に行ったときに見つけた旧家をご紹介します。
金沢から輪島方面へ海沿いの国道を走っていると黒物が目に入ってきました。
何かと思うと、町全体が黒い瓦の町でした。
気になったので止まると「角海家」のカンバンが見えたので寄ってみる事にしました。
それが、こちらの家です。
江戸の後期に立てられた廻船問屋住宅です。
この辺りは、黒島の町並みと呼ばれており、黒瓦と格子・下見板張りが特徴でこういった町並みは初めて見ました。
この中には蔵が隠れていて外壁が二重構造になっています。
中の土壁が火災から守り、海の潮風で外壁がすぐに劣化するので、取替えが容易な板で囲ったのが町並みの特徴になっていったのではないかと思います。
昔の人も建物を長く保つ為に考えたのですね。
玄関を入るとお店(事務所)として使用されていた部屋が先に見えます。奥に住宅部分となっていました。
やはり中庭もあり、家の三方から眺められどこにいても自然が感じられるようになっています。
現在の家も、ただ住むだけの家にしてはいけない、
どうすれば、心地よくすごせるか色々な過去・現代の住宅を今後も見て取り入れていきます。