「明暗、陰影のあやの中にある美を愛でる」
谷口工務店の日常
経営管理部の香川です。
この春から、谷口工務店の一員として仲間入りしました。
みなさまよろしくお願い致します!
先日、休日に京都で行われていた建築の展示に行ってきました。
影をテーマにしたもので、地面に移される影は風や太陽の加減で移り変わっていきます。
自然と造作物が生み出す風景。心穏やかになり、時間を忘れて長い時間居座ってしまいました。
谷口工務店の本社や下田のショールームにも影の移ろいを楽しめる場所があります。
それが、こちら。
10時頃、障子には何も映っていませんが、
14時頃には庭の木々が、障子に映し出されます。
時間の経過とともに影の形も変化していき、まるでひとつの絵のように、お部屋を彩ります。
この障子は吉村障子という、建築家吉村順三氏が考案したもの。
外枠も中枠も同じ寸法でつくられており、
2枚引き違いの障子でも、閉めた時にまるで一枚の障子に見えるようにデザインされています。
モダンなデザインによって、和風建築としてだけでなく、さまざまな建築スタイルとも合わせることができるんです。
明暗、陰影のあやの中にある美を愛でる。
日本人は特に大切にする、美の感じ方かもしれません。
みなさまのお家でも、照明を落として自然の明るさや影の美しさを感じる時間をぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか。
いつもと違った景色が見られるかもしれません。
心地よい空間を体感していただけるショールームにもぜひお越しくださいませ。
お待ちしております。