スタッフブログ

谷口工務店のスタッフが、
日々の思いを綴っています。

「HOTEL 講 大津百町」の楽しみ方 <10>大津の食と文化に触れる

谷口工務店の日常

皆様、こんにちは。谷口工務店 設計部の青木です。

皆様は普段旅行に行くとき、しっかり計画を立てる派でしょうか?
それとも、あまり計画を立てず、旅先で出会いを楽しむ派でしょうか?

私は後者です。(計画を立てるのが苦手です、、)
仕事で時々大津に行くものの、街を巡れていないと思い、1月のはじめ、大津ぶらり旅をすることにしました。

朝向かったのは、「満月寺浮御堂」。
お堂が湖の上に浮かんで見える珍しいお堂で、一度行ってみたいと思っていました。
水を神様として扱い、信仰しているとのこと。
琵琶湖のある滋賀県ならではの風景を作り出していました。


お寺に入る前の楼門


お堂の周りはぐるっとまわることができ、琵琶湖の対岸を臨むことができます。


松がお堂を引き立ててくれています


琵琶湖からの風が冷たく寒い日でしたが、いくつかの船が出ていました。
釣りを楽しむ人でしょうか?
レジャーやカヤック等のスポーツの楽しみ、様々な生物、漁などの生活文化。
琵琶湖はいろいろなものを私たちにもたらしてくれています。
この文化や風景を守るために、私たちにできることはなんだろうと考えさせられました。



浮御堂から南へ下り、大津方面へ。
大津には商店街や古い町並みが残っており、行った先々で面白そうなお店を見つけて入ってみることにしました。


「森野すだれ老舗」


町家の面影そのままに、ガラスの扉から見えるのは竹や葦を使った工芸品。
すだれだけでなく、竹を編んだかごや葦を使った衝立等があり、それらの品を一つ一つ丁寧に説明していただきました。


すだれ老舗のある通りをまっすぐ行くと、鶴里堂という和菓子屋があります。
中に入ってみると、お茶席で出されるような本格的なお菓子が販売されていました。
「比叡杉羊羹」や「御井」など、この土地にゆかりのある名前がつけられたお菓子が有名です。
干菓子のカラフルさと箱の鶴が可愛かったので、お土産に「御井」を購入しました。


「鶴里堂」

干菓子の「御井」は一つ一つ味が違う


夕方になると寒さが強くなってきましたが、ホテルのチェックインまではまだ時間がある・・・
近くに銭湯が無いか調べてみると、意外と大津周辺には銭湯があることが分かりました。
いくつかの銭湯の中から膳所駅の近くの「都湯」に行くことに決定。
銭湯といえば誰もが思い浮かべる、カラフルな暖簾に大きな「ゆ」の字。



外観はイメージどおりの都湯ですが、中に入ると番台ではなく、レジカウンターがあり、若いお兄さんが店番をしていました。
手書きの掲示板や、銭湯の楽しさが伝わってくるような銭湯グッズがたくさん並んでおり、よくある銭湯とはちょっと違う雰囲気があります。

お話を聞くと、都湯は一度廃業した銭湯でしたが、若い経営者によって2018年11月に再開したばかりとのことでした。
「地方の銭湯を復活させたい」という気持ちを持った人達が集まってこの銭湯を運営しているそうで、カウンターのお兄さんも「いつかは自分の銭湯を持ちたい」と力を込めてお話して下さいました。


レトロな雰囲気の靴箱。レトロさを楽しむしかけは他にもたくさん。

しょうが味のひやしあめ


お湯もとても気持ち良く、電気風呂やサウナ(70円追加するだけで入れます) もありました。
家の近くにこんな銭湯があったらいいのにな、と思いました。
チェックインするまでずっと体がポカポカでした。

夜は「豆信」で湖国の懐石料理。
ヒラメの龍飛巻きから始まり、鮒寿司のお吸いもの、お造り、炊き合わせ、と一品づつ進み、最後のデザートを食べ終わる頃には3時間が過ぎていました。
部屋の中はとても静かで、美味しい料理をゆっくりと食べる、とても贅沢なひとときを過ごしました。


初めて食べた龍皮巻きは京都のおせち料理

湖魚モロコの天ぷら


また、豆信の建物は登録有形文化財に指定されており、随所に凝った意匠を見ることもできます。
建物は大正7年に建てられ、当初は旅館を営まれていたのだそうです。


中庭には立派な鯉。宿泊者を楽しませる空間。

デザインが工夫されている土壁


お料理にも建物にも、おもてなしを感じながら、ホテルに戻りました。
チェックインしたホテルは 商店街HOTEL 講 大津百町(http://hotel-koo.com/)。
その中の「近江屋」に宿泊しました。
「近江屋」は部屋貸しタイプのホテルで、部屋でくつろぐもよし、1階のラウンジで中庭を眺めるもよし。
また、どの部屋にも浴室があるので、温泉や銭湯を楽しんできたあと、もう一度お湯に浸かることができます。
入り比べも楽しいかもしれません。


個人的に一番気に入っている部分がこの靴箱。ただいまという気分になります。

宿泊者がくつろげるラウンジ。コーヒーなどのサービスも。


2日目の朝は、お土産に買ってきた和菓子をラウンジのテーブルに広げ、旅の思い出を話しながら、チェックアウトの時間までゆったりと過ごしました。
今日はどこへ行こうかと考えながら玄関を開けると雪が降り出し、温かい食べ物を食べに行くのもアリかな、と考えながらホテルをあとにしました。


皆様もぜひ、大津に訪れ、食や文化に触れる旅を楽しんでいただくのはいかがでしょうか?


<紹介したスポットの紹介>
○『満月寺浮御堂』
大津市本堅田1-16-18
拝観料300円

○『森のすだれ店京町店』
滋賀県大津市京町2丁目4−11
077-523-1306

○『鶴里堂』
滋賀県大津市京町1丁目2−18
077-523-2662

○『豆信』
滋賀県大津市長等3丁目3−26
077-524-2410 ※要予約

○『都湯』
滋賀県大津市馬場3丁目12
090-3820-1126
入湯料 430円(大人) サウナ70円
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○The story of HOTEL 講 大津百町 
http://mov-group.com/column

○宿泊予約はこちらから 
一休予約サイト
https://www.ikyu.com/00002606/

<宿データ>
名称: 商店街HOTEL 講 大津百町(しょうてんがいほてる こう おおつひゃくちょう)
所在地: 〒520-0043 滋賀県大津市中央1-2-6 近江屋(フロント棟)
棟数: 全7棟 うち5棟貸切タイプ、2棟に8室(1棟3室+1棟5室)
客室単価: 9,900円~(1室2 名利用時の1 名料金/税別・サービス料込)
電話番号:077-516-7475(10:00〜21:00)
公式HP:http://hotel-koo.com/
Facebook:https://www.facebook.com/otsuhyakucho.koo/


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