大工技術に磨きをかける
谷口工務店の日常
皆様、こんにちは。谷口工務店 大工の塚本です。
寒さが本格化し、インフルエンザが流行り始めていますので、手洗いうがい等予防をしっかりと行い、お体にお気をつけください。
突然ですが、皆様、「建築大工技能士」という国家資格があるのはご存知でしょうか?
これは、大工に関する学科及び実技試験に合格すると与えられる資格のことです。
来月2月に試験があり、同期の仲間と昨年の11月から学校に通って勉強、練習を重ねています。
建築大工技能士には3級から1級まであります。
入社1年目のわたしは、1級の受験には実務経験が足りないため、今回2級を受験いたします。
試験では、ノミやカンナなど大工道具を使い、手作業で木材を加工し、組み上げていきます。
いかに道具を使いこなし、時間通りに正確に作り上げれるかが問われる試験です。
日本では資格がなくても、技術があれば、家を建てることが出来ます。
資格を持っていなくても、素晴らしい熟練の技で良い家を建てている方がたくさんいらっしゃいます。
実際、ノミやカンナがなくても、家は建つ世の中です。
しかし、それでみんなが自らの手でそれらの道具を使うことをやめてしまっては、日本の建築の伝統文化、技術は引き継がれなくなってしまいます。
大工に知識や技術がないために、施工不良から不具合が起こるケースもあるようです。
谷口工務店では、1級、2級の資格を持つ社員大工が多数在籍しています。
入社した新入社員は、全員が資格取得を目指し、仕事が終わってから自主的に、技術を磨いています。
大工としての知識と技術を向上させ、日頃の仕事に活かし、お客様により喜んで頂きたいと思っています。
建築の世界は奥が深いです。
勉強すればするほど、知らないことが広がっているように感じます。
技術を磨くことに終わりはありません。
大工技術だけでなく、様々なことに挑戦し、常に向上心を持って成長し続けていきたいと思います。
誠心誠意、皆様のお家づくりに取り組んで参ります。