技術を高める日々の積み重ね
谷口工務店の日常
皆様、こんにちは。谷口工務店 大工の竹中です。
暖冬とはいえ、寒い日が続きますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか？
私は今、2月に行われる二級大工技能士の試験に向けて勉強中です。
この試験は学科、製図、木造り、墨付け、組み立てから成り立っており、四方転びの椅子を作ります。
「四方転び」とは、四つの脚を傾斜させている状態で、それぞれの接合する部分の加工も単純な垂直ではなく複雑になっています。
斜めに切ったり、穴を掘ったりする部分もたくさんあり、それを組み合わせて隙がないように作っていきます。
試験は製図から組み立てまでを5時間半で完成させるタイトなスケジュールですが、今のわたしはまだまだ時間がかかってしまいます。
改めて、大工の先輩方、そして自社の家具工房「モクノカグ」の家具大工の仕事のスピードと仕上がりを実感しています。練習を始めてから、担当する現場でも、出来上がった家具の納まりを今まで以上にじっくりと見るようになりました。
カンナやノミを使うようになってから、8ヶ月程。まだまだ扱いきれているとは言えませんが、ベテランの先輩に教わりながら、手仕事の難しさと楽しさを感じています。
時間を重ねる中で、新たな知識や技術も少しずつ身についてきていると感じます。
試験まで残り半月ほど。全力で取り組んでいきたいと思います。
この試験にとどまらず、知識と技を生かし、そして1番に心を込めて、みなさまのお家づくりをさせていただきます。
