後世に残る大工仕事
谷口工務店の日常
皆様、こんにちは。谷口工務店 大工の岡田です。
先週末の三連休に、親子4世代で家族旅行に行ってきました。行き先は広島の厳島です。
厳島には厳島神社があり、満潮時には海に浮かぶ大鳥居があります。
現在、この大鳥居は保存修理工事がされています。
大鳥居は地面に埋まっているのではなく、自らの重みで立っているそうです。
地震や台風が来ても動じませんが、数百年に一度、何らかの影響で倒れることがあり、これまでにも鳥居を交換することがあったそうです。
1875年の建立から140年以上経っており、老朽化が進んでいるため保存修理工事がされています。
ちなみに現在のもので8代目だそうで、非常に歴史溢れる建造物です。
現地では足場が組まれており、足場越しに鳥居が見えました。
家族はその風景を残念そうにしていましたが、私は建築に携わるものとして貴重なタイミングに来ることができたなと思いました。
140年前に建てられたと思えないほどの、スケールと当時の技術の高さが現れており、大昔から受け継がれている知恵と技術に感銘を受けました。
当社でも歴史ある古民家を改築させていただくことも多いですが、住まわれてきた方々、そして建物、土地の歴史を生かし、長く後世に残していける仕事をして参ります。